調剤機器納品
今回は、調剤薬局様での「新しい調剤機器の納品に伴う什器の搬入と配置替え」のお話です。
「調剤室までの通路が狭く、今あるカウンターや棚も動かさないと入れられそうにない」
事前にご相談をいただき、機器の納品当日に現場へお伺いしました。
調剤薬局様での作業において、特に気を配るべきポイントは「事前の徹底した養生」と「調剤スペースの動線確保」です。薬を取り扱う繊細な空間だからこそ、作業中の安全対策が欠かせません。
まず、搬入口から調剤室までの通路やドア枠などを養生資材でしっかりと保護することからスタートしました。
続いて、新しい調剤機器を搬入するためのスペースを作るため、周囲に設置されていた薬品棚や作業台、患者さんスペースのベンチなどを部屋の端へ一時退避させます。
薬瓶が入っているような重量のある什器も、床を傷つけたり振動を与えて破損させないよう、台車や保護シートを使って慎重に移動させていきます。
準備が整ったところで、先に不要になる機器を運び出します。
・・・が、
ここでひとつ問題がありました。
搬出口に大きな段差があることです。
機器にはキャスターが付いており、平坦な道は転がして移動させるとこができます。
しかし、段差があるとそうはいきません。
機器の重量は250kg前後。
持ち上げるとなるとかなり大変で危険です。
そこで、コンパネや鉄板、りん木などを組み合わせてスロープを作り、ハンドリフトを使用することで機器をスムーズに運ぶことができました。
新しい機器も同じ方法で搬入します。
限られたスペースの中で、調剤作業の邪魔にならないようミリ単位で位置を確認しながら綺麗に設置いたしました。
機器の設置完了後は、退避させていた棚や作業台を元の位置へ戻し、薬剤師の皆様がスムーズに調剤を行えるよう、動線を意識してレイアウトを整えます。
最後に梱包材をトラックに積み込み、養生資材を回収、作業場所や通路の清掃を行って作業終了です。
今回は調剤機器の搬入という、大きさも重量もあり、金額も高価なものです。
こういったものでもケガなく破損なく、安全に運ぶのが我々のお仕事です。
明日も無事故で終えられるよう頑張ります。
皆様もご安全に!