工場内キャビネット移動

今回は、製造工場内の「作業台と工具用キャビネットの移動、レイアウト変更」のお話です。
工場のライン拡張に伴い、今まで使っていた金属
製の大型作業台や重いキャビネットを移動させることになったのですが、什器自体が相当な重量物で自社での移動は困難だと判断され、ご相談をいただいた経緯でした。
事前の現地確認では、設置場所の床面がコンクリートで多少の凹凸や傾きがあり、油分が付着している部分もあったため、安全対策や足元の滑り防止を万全にして当日を迎えました。
重量作業台は、堅牢なスチール製構造で数人がかりでもビクともしない重さがあります。
まずは作業スペース周囲の動線をしっかりと確保し、重量物用のジャッキや特殊なコマを台座の下へ均等に噛ませて浮かせるところからスタートしました。
床面の擦り傷を防ぎつつ、段差や滑りやすい箇所では慎重に荷重のバランスを取りながら、新しい作業位置まで滑らかに移動させていきます。
移動後は、作業台の水平出しが重要な工程となります。
床面に微小な傾きがあると、作業中の安全面や精密作業の精度に影響が出てしまうためです。
脚部のアジャスターや調整板を使い、水準器でミリ単位のがたつきもなくし、ぴったりと水平を固定いたしました。
合わせて工具キャビネットの再配置と転倒防止処置を行い、工場内の作業員様がスムーズに行き来できる安全な動線を確保して作業完了です。
工場や作業場のようなハードな環境下にある什器は、オフィス家具とはまた違った重量感と設置の難しさがあります。
危険を伴う現場だからこそ、専門の道具と手順を用いて無事故・傷なしでぴたっと水平を出し終えることができ、達成感と手応えを感じた一日でした。